コンクリート・モルタルの作り方、床や玄関などの簡単DIY

目次

1章:必要な材料・道具・備品のリスト
2章:コンクリートとモルタルの違いについて
3章:コンクリートの作り方
4章:コンクリートたたきの作り方
5章:モルタルでできる簡単DIY
6章:ムラなく水平に塗るポイント
7章:ヒビ割れが起きた際の対処法
8章:動画で見る
9章:余ったコンクリート・モルタルの処理方法

 コンクリートやモルタルと聞くと、難しそう、特別な道具が必要になりそうなど、ちょっと敷居が高いと思う方も多いかもしれません。しかし、コンクリートやモルタルは、いずれもセメントに砂や砂利を混ぜて簡単に作ることができ、特別な道具も必要ありません。

 ちょっとした補修や、庭造りには欠かせないコンクリートやモルタルですが、最近ではインダストリアル風の雑貨や、インテリアなどの人気が高まり、DIYにコンクリートやモルタルを取り入れる人も多くなってきました。ここでは、コンクリート・モルタルの簡単DIYについてご紹介します。

1章:必要な材料・道具・備品のリスト

・コンクリートの材料…セメント、砂、砂利
・モルタルの材料…セメント、砂
 インスタントセメント、インスタントモルタルなど、セメントと砂や砂利が配合され、水を加えて練るだけの簡単なものもあり、簡単DIYにオススメです。

 コンクリートやモルタルを練るときは、トロ舟というプラスチックの大きな箱を使います。使う量が少しの場合は、バケツなどを利用しても良いでしょう。
 水を加えた後混ぜるための練りクワ、練ったコンクリート、モルタルを運ぶときに使う角スコップなどを用意します。部分の補修や雑貨作りなどは、小さなコテなどがあると便利です。
 セメントは強アルカリ性です。素手で作業をすると手荒れを起こしますので、必ずゴム手袋などを使用するようにしましょう。
 その他、防水シート、軍手、防塵マスクなど、必要に応じて用意しておきましょう。

2章:コンクリートとモルタルの違いについて

 コンクリートとは、セメントに砂と砂利を混ぜて水で練ったものです。一般的なコンクリートは強度があり、駐車場やスロープ、小屋などの土台・基礎に使われます。
 一方、モルタルは、セメントに砂を混ぜて水で練ったもの。セメントと比べると強度はあまりありません。ブロック・レンガを積むときやコンクリートの表面仕上げに使います。
セメントを水だけで練ったものをノロといいます。強度はなく、モルタル壁の補修やタイル目地用として使います。

 コンクリートやモルタルを作るときの、セメントと砂・砂利の配合の割合は、以下の通りです。
【できあがり分量の目安(数字はバケツ)】

・コンクリート(基礎用)
セメント0.5杯+砂1.5杯+砂利3杯→コンクリート3杯

・モルタル
セメント1杯+砂3杯→モルタル3杯

3章:コンクリートの作り方

1.まず、作りたい分量の砂をふるいにかけて不純物を取り除き、砂と砂利、セメントをよく混ぜ合わせます。これを空練りといいます。

2.混ぜ終わったら、山の真ん中にヘコみを作り、水が外にこぼれないように流し込んで水練りします。水は一度に加えずに、少しずつ加えて練ることが上手に作るポイントです。

 練り上がりの固さは、スコップですくっても流れ落ちない程度にします。たたきのように、型枠に流し込む場合は、少しやわらかめにします。

4章:コンクリートたたきの作り方

1. テラスなどを作る位置と高さを決め、型になる枠を組みます。枠は、15mmくらいの厚さのヨコ木を置き、ヨコ木どうしをクギで打ちつけて止めます。次に枠の外側にクイを打ち込みます。

2. 枠の内に大きめの砂利を敷きつめて、太めの角材でよくついて固めます。砂利の他に、小さめの割りぐり石や、ブロックの破片などを入れても良いでしょう(割りぐり石:基礎工事に用いる、小さく砕いた石のこと)。
ワイヤーメッシュなどを入れると、ヒビ割れがしにくくなります。ワイヤーメッシュは、人間が歩く程度の通路では3mm前後の細めのもの、駐車場など車が通る場所には太めの6㎜程度のものを入れます。スペーサーブロックと呼ばれる小さなブロックをところどころに置き、その上にワイヤーメッシュを置いてコンクリートを流し込み、コンクリートの中にワイヤーメッシュが埋まるようにします。
また、駐車場などにコンクリートを施工する場合は、3~4mおきに目地を作るとよりヒビ割れがしにくくなります。
目地には伸縮目地やレンガ目地などの種類があり、好みに合わせてオシャレに仕上げる事も出来ます。

3. コンクリートはやわらかめに練って枠に流し込みます。
このとき、コーナーを角材や棒などで突きながら流していくと、隅々まで流れ込むので空洞ができません。

4. 表面をコテでならし、余分なコンクリートを取り除きます。表面の滑りを抑えるために、水で濡らしたホウキで掃きならして凸凹をつけます。

5. コンクリートは、急速に乾燥させると割れたりヒビが入ったりすることがあるので、防水シートや段ボールを被せ、ゆっくりと乾燥させます。カーポートなどの場合は、1週間くらいは車を入れないようにします。

6. 完全にコンクリートが固まったら、枠を外します。枠が外れないときは、木片をあて、金槌で軽く叩きます。

7. お好みで、モルタル仕上げをします。
※モルタル仕上げについては、次章でご紹介します。

5章:モルタルでできる簡単DIY

モルタルはどんな場所にでも使える?

 モルタルは、建物の基礎や土台など、強度の必要なところには向いていません。
 床や壁のコンクリート基礎の上に仕上げ材として塗られたり、レンガやブロックを積む際の目地や接着剤として使われます。

床の塗り方

 4章でご紹介した要領で、コンクリートたたきを作った上に、モルタルを上塗りします。モルタルはコンクリートに比べて滑らかなので、仕上がりがきれいです。
 モルタルは、ホームセンターなどで購入できる粉末のモルタルと砂、水を混ぜ、練って作ります。仕上げ材として使う場合のモルタルと砂の割合は1:3です。「インスタントセメント」などといわれる、はじめからモルタルに砂が混ざっているものもあります。
 水とモルタルの割合は、約1:6です。少しずつ水を入れ、練りながら水を足していきます。水を入れると硬化が始まります。硬化の時間は商品によって異なります。事前に取り扱い説明を確認しておきましょう。
 練り終えたら、コテで塗っていきます。土台のコンクリートを水で濡らし、部屋の奥から出入り口の方へ塗っていきます。部屋の奥を最後にしてしまうと、身動きが取れなくなってしまいます。床面の仕上げには、2~3センチの厚みが適当です。厚くなる分には良いですが、薄すぎるとヒビ割れの原因になるので注意しましょう。
 モルタルは一度に厚く塗らず、下塗り、中塗り、上塗りと3段階に分けて塗っていきます。下塗り、中塗りの表面は、平らにせず凸凹にしておきます。平らにならすと上に塗るモルタルがつきにくくなります。上塗りの際、多少の勾配をつけると水はけが良くなります。
 表面の水が引いてきたら、仕上ゴテや刷毛で表面をならします。金ゴテで押さえて表面をつるつるにする方法もありますが、かなりの技術が必要です。DIYでモルタル仕上げをするなら、多少の凸凹や塗りムラは気にしないようにしましょう。

外壁の塗り方

 DIYで作った物置や小屋の壁、庭などのフェンスをモルタルで仕上げる方法です。
 まず、モルタルを塗る部分の下地を確認します。
 ブロック塀などの上に塗る場合は、まず元のブロック塀の汚れをきれいに掃除しておきます。ブロックを充分に湿らせ、モルタルを塗っていきます。ブロックが湿っていないと、充分な接着ができず、モルタルが落ちてしまいます。
 木材の上から塗る場合は、アスファルトフェルトなどの防水シートを貼り、ラスと呼ばれる菱形に編みこまれた金属製の網を取りつけてから、モルタルを塗ります。防水シートを貼るときは、壁の下の方から貼っていき、継ぎ目は上に被せるように重ねて貼ります。こうすることで、上から流れてくる雨水の侵入を防ぎます。地面に接触するところは、落ちた雨などが侵入してしまわないように、水切りを設置するなどの注意が必要です。

玄関の塗り方

 玄関は、比較的狭い面積になるので、養生をしっかりしてから作業を始めましょう。
 家の出入り口となる玄関ですが、モルタルが完全に硬化するまでは立ち入りできません。硬化までの出入り口を確保するなど、計画をしっかり立ててから作業をはじめることが重要です。雨の日などはモルタルの乾きが悪くなりますので、作業日程は余裕を持って計画を立てましょう。
 モルタルの塗り方は、床の塗り方と同じです。室内側から玄関の方へ塗っていきます。逆にしてしまうと、最後に足の踏み場がなくなってしまいます。

お風呂の塗り方

 お風呂のモルタル壁にヒビ割れや剥がれを見つけたら、早急に補修をしましょう。ヒビ割れや剥がれた部分から水が入り込んでしまうと、土台や基礎を腐敗させてしまいます。
 1ミリ以下の小さなヒビ割れは、浴室用のコーキングや充填材で補修します。
 大きく剥がれたり欠けたりしている部分は、皮すきなどで取り除きます。周りの部分も叩いてみて、ぺこぺこと浮くようなら一緒に取り除きましょう。土台のコンクリートがヒビ割れを起こしている場合は、浴室用のセメントパテなどで補修します。
 下地を充分に濡らした状態、もしくはセメント接着増強剤を塗った状態で、練ったモルタルを塗ります。完全に硬化したら、仕上げに浴室用のペンキなどを塗ります。
 補修の際は、必ず浴室用などの防水セメントを使用しましょう。

門柱の塗り方

 庭やポーチ、玄関の前などに、ポストや表札、インターフォンなどが設定された壁のようなものを見かけることがあります。これを門柱といいます。門柱を作ることで、防犯効果が高まるとも言われています。
 ここでは、モルタル仕上げされた既存の門柱を塗り替える方法をご紹介します。

 ポストやインターフォンなど、門柱に設置されているものがあれば、取り外しておきます。剥がれかけている塗装やモルタルなども、できる限り剥がしておきます。
 それが終わったら、モルタル用の接着剤を門柱に塗ります。
 続いて、水で練ったモルタルをコテで門柱に薄く塗ります。中塗り、上塗りと薄く重ねながら仕上げます。このとき、モルタルを厚めに塗って、モルタル造形を作ることができます。厚めに塗ったモルタルが固まる前に、コテの縁やヘラなどを使って、溝をつけたり削り落としたりすることで、レンガや岩などの模様にしたり、朽ちたイメージに仕上げることができます。固まったらペンキなどで着色することができます。

駐車場の塗り方

 前述の床の塗り方と同じように、モルタルはコンクリートの土台の仕上げとして塗ります。
 駐車場ほどの広さになれば、工期も当然長くなります。この期間には駐車場に立ち入ることはできません。事前にきちんと計画を立てておきましょう。
 塗り方は、床の塗り方と同じですが、広い駐車場をDIYで平らに短期間で仕上げるのは、かなり難しい作業です。強度や水勾配など注意が必要な箇所も多く、材料も多量になりますので、無理をせずプロに依頼することも検討してみましょう。

スロープの塗り方

 コンクリートの土台にモルタル仕上げをします。塗り方は前述の床の塗り方と同じです。
 モルタルが乾く前に、スロープの角の部分をコテで面取りしておくと、崩れにくくなります。

ガーデンシンクの作り方

1.コンパネで木枠を作ります。作りたいシンクの外寸の大きさのものと、シンクのくぼみの大きさより一回り小さめのものを作りましょう。外側の木枠は、最後に取り外しやすいように外側からビスで固定します。内側の木枠は角材などを角になる部分に当てて、角材側から枠板をビスで固定すると、最後にビスを外しやすいです。

2.底の部分に補強の鉄筋を入れ、排水用に短く切った塩ビ管を立てておきます。塩ビ管は外しやすいように、シリコンスプレーなどをかけておきましょう。造形用に練ったモルタルを底の厚みの高さまで流し込み、固めます。

3.内枠を設置して、立ち上がり部分にモルタルを流し入れて固めます。立ち上がりの高さが高い場合は、鉄筋を入れておくと強度が出て安心です。

4.固まったら、木枠と塩ビ管を取り外します。外しにくい場合は、革すきを隙間に挟みてこの原理で外すか、ノコギリや金槌などで壊して外します。

5.小さな凸凹やバリがある場合は、紙ヤスリなどでならしておきます。さらに表面をきれいに仕上げたい場合は、薄く上塗りをします。シンク部分に防水材を塗布して完成です。

6章:ムラなく水平に塗るポイント

 右利きの人は左上から、左利きの人は右上から塗り始めると塗りやすいです。コテは進行方向を少し浮かせ、力を入れずまっすぐなでるように塗ります。浮かせすぎると、コテのエッジが立って塗る面を削ってしまいます。
 水平器を使って水平を取るのも重要です。長い場所や広いところを塗るときは、モルタルの高さより少し上くらいに糸などを張っておくと水平の目安になります。
 モルタルが硬いと、うまくコテが滑らずムラになったり、力が入りすぎて水平が取りにくくなります。セメントは水を加えた時点から硬化が始まります。一度にたくさん作らず、塗りやすいモルタルを少しずつ作りながら作業するのがポイントです。

7章:ヒビ割れが起きた際の対処法

 モルタルのヒビ割れや欠け、剥がれを見つけたら、早急に補修をしましょう。
 ホームセンターなどでは、パテ状のもの、水で練って使用するもの、コーキングガンを使って充填するタイプなど、さまざまな充填材・補修材が手に入ります。ヒビの大きさや数、補修をしたい場所に適した充填材・補修剤を選びましょう。材料によっては、密着性を高めるためにプライマー処理が必要なものもあります。購入時に説明書を確認しましょう。
 段差ができていたり、深く大きく入ってしまったりしたヒビは、DIYでの補修が難しい場合があります。無理をせずプロに見てもらうことをオススメします。

8章:動画で見る

関連動画1.ブロック塀の塗装

関連動画2.左官ゴテの違い

9章:余ったコンクリート・モルタルの処理方法

 コンクリートやモルタルは、一般ゴミとして捨てることはできません。セメントを水で練る前に、使う量を計算して用意しましょう。少しずつ練り、足りなくなったら少しずつ追加するなど、材料が残らないように慎重に行いましょう。
 もし残ってしまった場合は、牛乳パックや木枠などに流して固め、コンクリートブロックとして使ったり、モルタルプランターなどの雑貨を作っても良いでしょう。
 やむを得ず廃棄する場合は、古新聞の上に置いたり牛乳パックに入れたりして固め、産業廃棄物として廃棄します。産業廃棄物の出し方については、各自治体に問い合わせてください。
 道具を洗う際は、水道で直接洗ってはいけません。まず、道具についたコンクリートやモルタルをできるだけ取り除いてから、トロ舟や大きめのバケツなどの中に少量の水をためて洗います。使った道具を洗った水は、詰まりの原因になるので、排水溝に流してはいけません。セメントは水の中でも固まります。大量の水と一緒に流せば大丈夫と思ってはいけません。排水管や下水道の中に、流れきらなかったセメントが堆積して固まり、水の流れが悪くなり詰まってしまいます。また、庭に直接流すのもNGです。セメントは強アルカリ性なので、植物の生育に影響を与えてしまいます。植物に影響のないところに穴を掘って流しましょう。
 道具を洗う際は、極力水を使わないように心がけることが大切です。

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