障子紙を自分で張り替えてみよう!

和室にある障子は強い日差しも柔らかい光に変えて優しく落ち着いた空間を演出してくれます。障子とは格子状の木枠に和紙を貼ったもので仕切り戸や目隠しとして使われています。和室には欠かせない障子ですが、年月が経つと日焼けや汚れが気になってきますので、気がついたときに障子紙を貼り替えましょう。

予定はしていなくてもペットがひっかいて破けてしまった、不意に穴をあけてしまったなど張り替えが必要になることもあります。障子紙の張り替えは難しくはないので、用途に合った障子紙を選んで張り替えてみましょう。

主な障子紙の種類

基本的な障子紙

素材は和紙。障子のり(糊)を使って貼るタイプです。他のタイプよりも安価に貼ることができる昔ながらの障子紙です。白い紙のほか、模様が入っている紙もあります。
巻き物タイプもありますが、初心者には1枚張りタイプがオススメです。

・障子紙を貼るために必要な道具
障子のり、カッター、カッティング定規、マスキングテープ

プラスチック障子紙

犬や猫などのペットが障子紙をひっかいてしまってすぐボロボロになってしまうと悩んでいる方にオススメしたいものがプラスチック障子紙です。紙自体に強度があるので、和紙のように簡単には穴があきません。
プラスチック障子紙のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
耐久性がある
先ほどご説明したように、プラスチック障子紙はある程度、強度があるため、他の障子紙と比べて破れにくいという特長があります。日光による劣化を抑えられる、熱に強いなどのメリットもあり、長く使うことが可能です。

部屋の温度を快適に保ちやすい
プラスチック障子紙を使用すると、部屋の気密性を高くして冷暖房の効果を高めることができます。機能性が良いため価格帯は他の障子紙より高いものの、それを補うくらいのメリットを感じられます。

掃除がしやすい
紙でできている障子紙だと、水拭きすることができません。その点、プラスチック障子紙は、表面が汚れてしまったら水拭きができるという利点があります。ただし、このタイプの障子紙は障子のりでは貼ることができないので、専用の両面テープが必要になります。

・プラスチック障子紙を貼るために必要な道具
専用両面テープ、カッター、カッティング定規、マスキングテープ

アイロンばりの障子紙

障子紙にのりがついていて、アイロンでのりを溶かしながら貼っていくタイプです。比較的短時間で貼ることができます。
貼った障子紙を剥がす場合は再びアイロンをあてて剥がせるので手軽です。

・アイロン障子紙を貼るために必要な施工道具
アイロン、カッター、カッティング定規、マスキングテープ

その他の障子紙

・手すき和紙

職人が手すきで作った障子紙で、原料にこうぞが40%以上含まれているものがあります。一枚一枚丁寧に作られている障子紙なので、大量生産されている他の障子紙とは違った雰囲気があります。

・機械すき和紙

機械で作られた障子紙です。こうぞのほか、麻パルプなどが含まれているという特長があります。

・レーヨン障子紙

化学繊維のレーヨンが配合された障子紙で、機械によって作られます。光沢や強度があり、価格が安いというメリットがあります。

・パルプ障子紙

植物繊維であるパルプを80%以上配合した障子紙です。通気性や吸湿性があるため、室内が快適に保ちやすいという特長があります。そのかわり、破れやすく、劣化しやすいため、ペットや動物が穴をあけないように注意しなくてはなりません。

張り替えのための準備

障子紙の剥がし方

日光により劣化したり、穴があいたりしたときに、障子紙を替えることがあります。
新しい障子紙を張るためには、まず古い障子紙を剥がさなければなりません。ただし、無理矢理剥がしてしまうと、桟を傷つけてしまうことがあります。
では、どのように障子紙を剥がしたら良いでしょうか? ここでは、障子のりで貼った障子を剥がすやり方をご紹介します。

・用意するもの
障子専用剥がし剤、割り箸や歯ブラシ、大きいビニールやシート、雑巾

1.張り替え場所を作る

まずは障子を張り替えるための作業場所にビニールやシートを敷いて、床が汚れないように準備しましょう。障子を寝かせても周りにスペースができる場所を確保しましょう。障子の周りを歩くのでできるだけ広くとりましょう。

2.古い障子紙を剥がす

障子を外し、シートの上に裏返して置きます。障子紙が貼ってある桟に剥がし剤を塗布していきます。染み込むようにゆっくり塗布してください。5分ほど置いたらコーナー部分を少し剥がして様子を見ます。簡単に剥がせる状態になっていたらコーナーからめくるように剥がし、丸めていきましょう。剥がし剤を使った方が桟を傷めずに障子紙を剥がすことができます。

3.桟をきれいにする

障子紙を剥がした後、桟に残った障子紙を割り箸や歯ブラシでこそぎ取ります。軽くこすって取れない場合は再度剥がし剤を塗布してください。障子紙がきれいに取れたら、固く絞った雑巾で桟を拭きます。
その後、半日ほど日陰で乾かしましょう。日なたで乾かすと反る場合があるので気をつけてください。

剥がし剤を使わない場合

障子紙は剥がし剤を使わずに水で剥がすこともできます。水を使い過ぎると障子枠が反ってしまう場合があるので、注意しましょう。

・用意するもの
スポンジ、水、割り箸や歯ブラシ、大きいビニールやシート、雑巾

水を含ませたスポンジで桟を濡らして、のりを緩めていきます。濡らした後、5分ほど置いてから剥がしていきましょう。剥がしづらい箇所がある場合は再度水を含ませて様子を見ながら剥がしましょう。

プラスチック障子紙の剥がし方

プラスチック障子紙は両面テープを使って張っています。無理に剥がすと桟が傷んでしまうので、障子紙の角を少しめくり、ドライヤーで温めながらゆっくり剥がしていきましょう。

アイロン障子紙の剥がし方

アイロンで張った障子紙は、張るときと同じように桟にアイロンをあてていきます。のりが緩んできれいに剥がせます。

基本的な障子紙のはり方

障子紙を剥がしたら、次は新しい障子紙を張りましょう。
障子紙はきちんとした手順で張り替えると、たるみが出ず、見た目もきれいになります。

1.障子紙のカット

障子紙を片側にテープで仮止めします。障子紙を障子枠より10cmほど大きめにカットしてください。カットした後は丸めて、テープはとめたまま障子枠の外側に置きます。

2.のりをつける

そして障子用のりを桟につけていきます。専用のりは桟に塗りやすいようにガイドがついているので、ガイドを桟に沿わせましょう。のりの量は桟に一筋つくくらいが適量です。桟全部にのりをつけてください。

3.障子紙を貼る

仮止めしておいた障子紙を少しずつ転がしながら桟に張ります。障子紙を手でなでながら接着していきましょう。

4.余分な障子紙のカット

カッターとカッティング定規を使って余分な部分をカットします。このとき、桟の枠にくぼみ(紙じゃくりといいます)がある場合はそのくぼみの外側に沿って、ない場合は5,6mm残して切っていきます。カッティング定規をあてて、カッターの刃を寝かせ気味にして切ってください。コツはカッターの刃を寝かせ気味にすることと、新しい刃にまめに交換することです。のりが濡れている状態でカットするので、すぐに切れなくなってしまいます。

5.乾かす

周囲ののりを固く絞った雑巾できれいにします。そして日陰で半日ほど乾燥させてください。その後、障子紙がたるんでしまった場合は全体に軽く霧吹きをかけて乾燥させます。そうすることでたるみがきれいに直ります。

プラスチック障子紙の張り方

1.障子紙のカット

障子紙を片側にテープで仮止めします。障子紙を障子枠より10cmほど大きめにカットしてください。カットした後は丸めて、テープはとめたまま障子枠の外側に置きます。

2.両面テープを縦桟に貼る

縦の桟と枠に専用の両面テープを張ります。指でしっかり撫でつけて剥がれないようにしっかりと張ってください。

3.両面テープを横桟に張る

縦桟の両面テープの剥離紙を剥がしてから、横桟にテープを張ります。同じように撫でつけてしっかりと張ってください。張り残しがないことを確認してから、剥離紙を剥がします。

4.仮止めした障子紙を少しずつ端から張っていきます。

たるみが出ないように少し引っ張りながら張ってください。両面テープは張り直しが難しいので、たるまないように気をつけながら張りましょう。もしもたるみに気がついた場合は少し手前まで、ゆっくり剥がして張り直してください。

5.障子紙をカット

基本の障子紙と同様に余分な部分をカッターでカットします。

アイロン張り障子紙の張り方

1.障子紙のカット

障子紙を片側にテープで仮止めします。障子紙を障子枠より10cmほど大きめにカットしてください。

2.アイロンをかける

アイロンを中温にします。障子紙の中央部から外側に向けて、ゆっくりアイロンをかけて、障子紙を桟に密着させます。紙じゃくり部分、または外枠にも丁寧にアイロンをかけてください。

3.障子紙をカット

基本の障子紙と同様に余分な部分をカッターでカットします。カットした部分が張りついてしまった場合は、上からアイロンをかけて剥がしましょう。

障子の掃除方法について

畳などがある和室によく似合う障子ですが、定期的に掃除をしないと桟にホコリが付着したり、シミやカビが発生したりすることがあります。
修理することもできますが、それでも直らない場合は、最悪、廃棄しなくてはなりません。
そうならないためには、障子を定期的に掃除することが欠かせませんが、では、どのように掃除をすれば良いのでしょうか?

・障子をきれいにするための方法は?

エアコンやプラスチック製の容器を布でキレイにできるように、障子も適切な道具を使えば清潔に保つことが可能です。やり方は簡単で、はたきで桟のホコリを払うだけでかまいません。強い力で叩いてしまうと、障子が破ける原因になるので気をつけてください。
もし、家にはたきがない場合は、いらなくなったストッキングを使ってみましょう。手袋の要領でストッキングを手にはめて汚れを取れば、見た目を美しい状態に保てます。

障子と襖(ふすま)の違いについて

障子も襖も、どちらも和室でよく見かける仕切り用の建具です。
では、それぞれどのような特長を持っているのでしょうか? 簡単に解説すると、以下のようになります。

障子について

障子は襖とは違い、障子紙ごしに光を取り入れることができます。そのため、部屋の雰囲気を和ませることが可能です。
障子紙には先ほどご説明したようにさまざまな種類がありますが、実は桟の形もそれぞれで異なっています。

・荒組障子

スタンダードなタイプの障子で、私達が最もよく見かけるタイプです。

・横繁障子、縦繁障子

通常の障子よりも桟の数が多くなっているタイプです。横繁障子は横桟が、縦繁障子は縦桟が多いという特長があります。

・猫間障子

障子の下部にガラスがはめ込まれたタイプになります。最初はガラスがはめ込まれていませんでしたが、その後改良されて今のようなガラスがはめ込まれるタイプになりました。

・裾上障子

上下左右に動く小さな障子がはめ込まれたタイプになります。一般的な障子とは違う雰囲気があるので、オリジナリティを出したいときにオススメです。

襖について

襖は障子のように部屋と部屋を仕切る役割を持っており、布団をしまう押し入れの入り口にセットされていることもあります。
襖は、木でできた格子状の枠に和紙で下張りを何度かした後、表紙を張って完成します。襖に使われる和紙には絵が描かれていたり、墨文字が書かれたりしていることがあり、見る人を魅了します。
襖に使われる紙はシックハウス対策がされているタイプや、消臭機能があるタイプなど、さまざまです。障子のように光を透かして部屋を明るくすることはありませんが、しっかりと部屋と部屋を仕切る上で日本では昔から重宝されてきました。
襖も障子と同じように、お手入れをすることが可能です。障子と同じようにはたきを使うことができますが、もし、襖が反り返ってしまったら、襖の表裏を反対にしてしばらく使うようにしてください。それでも元に戻らないなら、専門業者に依頼することをオススメします。
襖紙の寿命はだいたい3~4年です。ある程度の期間が経過して、使いづらくなってきたら、張り替えを検討してみましょう。

まとめ

障子紙の種類も多彩になってきました。安価に張り替えを行いたい場合は昔ながらの障子紙、長持ちさせたい場合はプラスチック障子紙、短時間でり張り替えたい場合はアイロン張り障子紙と、ご自身の生活環境に応じて選ぶことができます。
選ぶ障子紙によって張り方や剥がし方が異なりますので、スムーズに作業を行うために事前に確認しておきましょう。

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